病院にたむろするのも、パチンコ屋にたむろするのも
なんかそれほど変わらないような気がするんだよね。
お金がかかるという点ではどちらも同じだけど、
使う金額は劇的に違ったりするわけであります。
例えば、
パチンコだと、
使ってしまう額が万単位だったりする一方で、
整形外科のリハビリなんかだと、
3割負担で500円とか、1割負担だと200円という
価格が激安設定。
つまり、医療機関は
小金を払って、顔見知りの人や職員と話をしたりするという
金のかからないレジャー施設になってるんじゃないかと。
安いというのは、身銭を切ってる額が少額なだけで、
その裏では、多くのお金が動いてるわけではありますが。
まぁ、
ここまではよく言われている話。
そして、病院は経営のために、
そういう状況を歓迎している
というのもよく言われている話。
そら病院だって潰れたくないし、
いくらでもお金が欲しいわけですわな。
でも、
そういう病院側の意思だけではなく、
患者側が治療の継続を求めてしまっている
ということが、「根本に」あるわけですな。
つまり、
症状が治るかどうかは別として、
「痛いから、苦しいから、どうにかして欲しい」
と願うということ。
そこに、
仲の良い友達に会って楽しめたりと、
レジャー要素が入ってくるもんだから、
行くのが楽しく、更に行きたい気持ちが強くなると。
結果、
患者は医療機関に行きたいし、
医療機関は患者に来て欲しいという、
相思相愛状態なわけですな。
国保がすごいことになってるのは、
医師側の都合でもあり、
患者側の都合でもある。
このどちらの意識も変わらないと、
医療費の無駄遣いという側面は、
変えられないんだろうなぁと。
そう考えると、
ホールに通い続けているじーさんばーさんは、
医療費の無駄遣いをしてない人たちとも言えるのかなぁ。
なんてことを考えながら、
整形外科からホールに向かう寒い冬の日なのであった。
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